「バーミキュラ」といえば、名古屋の老舗鋳造メーカー「愛知ドビー」が製造開発した鋳物ホーロー鍋ブランドです。
新発売の「エッグ&トーストパン」が話題ですが、使い心地や口コミレビューが気になりますよね!
そこで今回は、バーミキュラの「エッグ&トーストパン」を公式レシピ通りに調理し、使い心地やおいしさを正直にレビューしていきます!
「上手く使えるか心配…。」「素人が公式レシピ通りに上手く作れる?」「手入れがややこしそう。」という疑問のある方も必見です!
この記事では、VERMICULARのEGG&TOAST PANを徹底解説します。
この記事はこんな人におすすめ! |
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✔実際に使った感想を知りたい |
✔公式レシピ通りに作れるのか気になる |
✔お手入れ方法が知りたい |
バーミキュラのエッグ&トーストフライパンを徹底レビュー!
「バーミキュラの鍋」は有名ですが、何が良いのでしょうか?
バーミキュラの生みの親である愛知ドビーは、元々船舶やクレーン車に使われる「油圧部品」という精密部品を製造していた小さな町工場でした。創業者の孫である三代目社長は「世界最高の製品を作りたい」という思いから、「鍋」の製品開発に力を注ぎました。
鉄を溶かして形をつくる「鋳造」と、鋳造した鉄の鋳物を精密に削る「精密加工」の2つの技術を使って「素材の旨みを引き出す、使いやすい鍋」を完成させました。
無水調理と使いやすさを兼ね備えた鍋はバーミキュラだけと言っても過言ではないでしょう。
老舗鋳物メーカーの高い技術力が詰まったバーミキュラのエッグ&トーストパンを徹底解説します!
VERMICULAR EGG&TOAST PAN
バーミキュラのエッグ&トーストパンの特長はなんでしょうか?
バーミキュラは無水調理鍋以外にフライパンも有名です。
食材から出る余分な水分を瞬間的に蒸発させ(瞬間蒸発性能)、素材の旨みを凝縮させることでおいしく仕上がります。
鋳物フライパンの特長を継承したエッグ&トーストフライパンは、たまご焼きだけでなくトーストや餃子、野菜ソテーも作れますよ。
さて、気になる価格は下記です。
VERMICULAR EGG&TOAST PAN 価格表 | |
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エッグ&トーストパン | ¥11,880(税込) |
専用ステンレスリッド(専用蓋) | ¥3,850 (税込) |
一般的な卵焼き器とくらべると、価格は倍以上します。
フライパンと蓋を買うと16,000円程…!
一生物とはいえ、使い勝手がよくないと買えないですよね!
では、バーミキュラのエッグ&トーストパンの使い方やお手入れ方法を解説していきます!
火加減
バーミキュラのエッグ&トーストパンの火加減について解説します。
基本的な火加減は3つです!
【中火】
炎がフライパンの底面の2分の1にかかるくらいの状態(IHは1000w位)で、最初の予熱で使います。
【弱火】
炎がフライパンの底面に少し当たるくらいの状態(IHは450w位)で、パンに焼き目をつけるとき、たまごをふっくらさせるのに使います。
【極弱火】
炎がフライパンの底面に当たらない状態(IHは250w位)で、餃子などの小麦粉を使った焦げやすい料理に使います。
予熱は中火、調理は弱火、焦げやすいものは極弱火!
基本の使い方
バーミキュラのエッグ&トーストパンの基本の使い方のポイントを2つ解説します。
【ポイント1】しっかりと予熱する
中火で30秒加熱し、油を入れてなじませます。ガス火で1分、IHで30秒ほど経つと煙が出ます。これで予熱完了!
正しく予熱すれば、焦げ付かずおいしくつくれますよ。
【ポイント2】焦げやすい食材は火を切ってから入れる
予熱後、一度火を切ります。10〜15秒後「火を消したまま」食材を入れ、10〜30秒経ったら再び火をつけます。
弱火・極弱火でじっくり調理しましょう!
火加減に慣れたら簡単ですね!
お手入れ方法
バーミキュラのエッグ&トーストパンのお手入れ方法について解説します。
普段のお手入れは、調理後に食器用洗剤で洗うだけでOKです!
ただし、柔らかいスポンジ(食器を洗うスポンジ)を使って下さいね。
焦げが気になる場合のお手入れは下記です。
軽い焦げの取り方
焦げが隠れる程度水を張り沸騰させ、食器洗剤で洗浄すればOK!
食器を洗う様な柔らかいスポンジを使いましょう。
しつこい焦げの取り方
300㎖程度の水と大さじ1杯の重曹を入れ、中火で15分ほど沸騰させる。
自然に冷ましてから食器洗剤で洗浄すればOK!
油しみの取り方
調理によってついた油しみは性能に問題ありません。
どうしても気になる場合は、300㎖の水と重曹小さじ2杯、酢小さじ2杯、食器洗剤小さじ2杯を入れ、木べらでこすりながら15分沸騰させればOK!
専用クリーナー
ホーロー製品専用強アルカリ洗剤クリーナー「バーミキュラエナメルクックウェアクリーナー」は噴射して洗い流すだけで、頑固な油汚れもキレイに落とせます。
2週間〜1ヶ月に1回のメンテナンスが目安です。
公式レシピ通りに調理してみた!
バーミキュラのエッグ&トーストパンには専用レシピ本がついてきます。
公式レシピ通りに作れるのか挑戦!使用感やおいしさを正直にレビューします!
老舗のだし巻き
材料
・たまご3個
・☆だし汁60㎖
・☆醤油小さじ1杯
・☆砂糖小さじ1杯
・油適量(キッチンペーパーに染みこませる)
ボウルにたまごをとき、その中に☆を全ていれて混ぜあわせ、卵液をつくります。
フライパンを中火で30秒ほど予熱します。
火加減は中火で、下部写真のように底面の2分の1にかかるくらいの状態です。
油の染みこんだキッチンペーパーを全体に塗りなじませます。
鍋全体からしっかりと煙が出てきたら一旦、火を止めます。
煙がおさまったら、卵液の1/4の量を入れ全体に行き渡らせます。
火を止めているので焦らずつくれるのが良いですね!
再び火をつけ、弱火で10秒ほど加熱し半熟になったら奥から手前に巻いていきます。
めちゃめちゃ下手くそですが、空いたスペースに油を塗り卵液の1/3を入れます。
半熟になったら巻きます。あー、ちょっと火が強いかもしれません…。
これをあと2回繰り返します。
お弁当を毎日作っている方は、目をつむっていても出来そうですね。
私は数年ぶりに卵焼きを焼いたので、緊張しました…。
ぶつぶつ言い訳していたら、あっという間に完成。
こ、これが…レシピ通りに作った「老舗のだし巻き」です!
技術力に欠ける人が作ると、現実はこんな感じです!
断面はこんな感じ。
ちょっと焼きすぎちゃいましたね!では、いざ実食!
「うっまーーーー!」と、声がでました!
嘘だと思いますよね?この見た目ですし!
噛んだらジュワ〜っと、たまごとだしのうまみが出てきました。
たまごの層を感じるパサパサ感はなく、プルプル食感なんですよ。
卵焼き素人がエッグ&トーストパンを使うと、こんなにおいしく出来るのには驚きです!
出来たてはもちろんおいしいですが、冷蔵庫に半日入れて晩ご飯にだしてみました。
夫は「その辺の惣菜とか店のより断然おいしいし、たまご臭さがない。」とのこと。
夫は加熱された卵の「鶏臭」に敏感なのですが、一切しないらしいです!
2歳の息子はノーコメントでむしゃむしゃ食べていました。わかりやすい反応です。
至高のバタートースト
材料
食パン1枚(4枚切り)
バター10gを2片
フライパンを中火で30秒予熱し、バター10gをいれてなじませます。
鍋全体から煙が出て、バターが色づいたら一旦火を止めます。
煙がおさまったら、食パンを入れます。
再度火をつけ弱火で1分焼いている間、木べらで食パンを軽く押さえます。
焼き色がついたらひっくり返し、バター10gを足して全体に流します。
先ほどと同様、木べらで押さえながら1分焼いたら完成です!
うーん、ちょっと焦げちゃいましたが、いざ実食!
「う、うまーーーー!」また声が!
めちゃめちゃおいしいです!
外側はサクッと軽いのにバターがジュワーと口に広がります。
内側はしっとりふわ~としています。
トースターで焼いた水分の飛んだパンとは違いますね。
バターを贅沢に使っているのもありますが、味も食感も満足度の高い出来です。
これは朝から気分のあがる「至高のバタートースト」ですね!
毎日は難しいですが、休日にサクッと作れるので週末のお楽しみにするのも良さそうです。
エッグ&トーストパン、買って良かった〜!
まとめ
今回の記事では、バーミキュラのエッグ&トーストパンを解説しました。
エッグ&トーストパンは、バーミキュラフライパンの熱伝導技術を継承した卵焼き器でした。卵焼きだけでなく、パンや餃子、野菜ソテーもおいしく作れる万能卵焼き器です。
バーミキュラの公式レシピ通りに作ってみたら、卵焼き素人でもふわっとジューシーなおいしい卵焼きや、サクッふわ食感の極上トーストが味わえました。
火加減に少し戸惑いますが、2、3回作れば慣れてしまうので心配はいりません。
また、普段のお手入れも食器洗剤で洗うだけなので、キッチンで大活躍してくれること間違いなしです!
一般的な卵焼き器よりは価格は上がりますが、お値段以上の品だと実感しました。
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